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よくある質問とそれに対する答えをまとめてみました.参考にして頂ければ幸いです.
World Wide Web の頭文字をとったもので,コンピュータネットワーク(主 としてインターネット)上に構築された情報網のことです.ここでいう情報には文字だけからなる文書だけでなく,画像,音声,動画や電子メイルの送付先等,ネットワークを上の情報資源の多くのものが含まれます.近年,パソコンの広告等で見受けられる「インターネット」というキーワードのほとんどは,この World Wide Web のことを表しているようです.
World Wide Web は単に Web と呼ばれることもあります.
HTML は Hyper Text Markup Language
の頭文字をとったもので,WWW(World Wide Web)を用いて文章等を Web
ページとして公開する際,文章の体裁を整えたり,リンクを設けたりするために使用します.もちろんこのページ自身も
HTML を用いて作成されています.
以下に HTML で書いた簡単なドキュメントを示します.
<HTML> <HEAD> <TITLE> Example of Simple HTML document </TITLE> </HEAD> <BODY> <P>これは簡単な HTML ドキュメントの例です. </BODY> </HTML> |
この HTML ドキュメントを一般の WWW ブラウザで閲覧すると次のようになります.
HTML ドキュメントの中には < と > で囲まれたタグと呼ばれる印がついています.これが文書各部の意味を表すものです.例えば,<TITLE> と </TITLE> で囲まれた部分は,このページのタイトル,<BODY> と </BODY> で囲まれた部分は本文という意味があります.インターネット会議では,演題を上のような HTML で記述して頂きます.インターネット上にはHTMLの使い方を解説したWebページが数多くありますので,参考にすると便利です.HTMLの規格自体もWebページとして公開されています.HTML 作成用のソフトウエアを利用すると,タグをそれほど気にすることなくワードプロセッサ感覚で HTML ドキュメントを作成することができます.また最近のワードプロセッサの中には,作成した文書を HTML に変換する機能を持つものもあります.
HTMLドキュメントや画像ファイル等をインターネットに公開するためのサーバです.(HTTP サーバと呼んだ方が厳密かも知れませんが,馴染みが薄いのでここでは Web サーバと呼びます)
HTML で作成したドキュメントをインターネットで公開するには,構成するファイルを一旦 Web サーバに移し,他のコンピュータからインターネット経由でアクセスできるようにしなければなりません.
今回のインターネットポスターセッションでは大会の期間中インターネットに常時接続し,1日24時間電源が入ったコンピュータで Web サーバというソフトウェアを動かしておくことが必要です.もし手近にこれらの条件を満たすコンピュータがなければ学術情報センターの Web サーバを利用することができます.演題申し込み時に,自前の Web サーバを使うか学術情報センターのサーバを利用するかを明示して下さい.
Uniform Resource Locator
の頭文字をとったものです.インターネット上に散在する情報が,ネットワーク上の何処にあるのかを特定するための簡単な文字列のことです.
例えば,http://wwwsoc.nacsis.ac.jp/jmd/index.html
というURLは,学術情報センターにある日本磁気歯科学会のホームページを表しています.この
URL の各部は次のような意味を持ちます.http は http
プロトコルを用いた通信,wwwsoc.nacsis.ac.jp はホスト名,続く
/jmd/index-jp.html はファイルのパスをそれぞれ意味します.
Uniform Resource Identifier の頭文字をとったものです.URL は URI のサブセットです.
HTML
はそれほど複雑なものではありません.このため一般のテキストエディタで直接
HTML タグを書き込みながらドキュメントを作成することもできます.ただ
HTML
タグやオプションについて多少覚えなければならないという意味では,余分な時間がかかってしまいます.そこで
Web
オーサリングツールと呼ばれるソフトウェアを使えば,ワードプロセッサのような感覚で
HTML
ドキュメントを作成することができます.非常にたくさんの製品が市販されているようですが,例えば次のようなソフトウェアが挙げられます.
製造・販売 |
名称 |
Win |
Mac |
備考 |
Adobe PageMill |
○ |
○ |
| |
Netscape Communicator |
○ |
○ |
無料で入手可能 | |
ホームページPro |
○ |
○ |
| |
Dreamweaver |
○ |
○ |
| |
FrontPage |
○ |
|
|
また一般のワードプロセッサや DTP ソフトの中にも作成した文書を WWW
で容易に公開できるように HTML
で書き出す機能があるものもあります.次のソフトは HTML
書き出し機能を持ったソフトウェアの一部です.
製造・販売 |
名称 |
Win |
Mac |
備考 |
Adobe PageMaker |
○ |
○ |
| |
Adobe FrameMaker |
○ |
○ |
| |
EGWord |
○ |
○ |
| |
クラリスワークス |
○ |
○ |
| |
Word97 / 98 |
○ |
|
|
グラフ作成ソフトで作成したグラフは,まずビットマップ画像に変換する必要があります.Web ページで主として使用されているビットマップ画像のフォーマット(種類)は GIF や JPEG です.グラフ作成ソフトによってはこれらのフォーマットのファイルでグラフを保存する機能を持ったものもあります.グラフ作成ソフトのマニュアルを参考にして下さい.もしこのようなビットマップ画像でグラフを保存する機能がなければ,一旦プリンタで印刷し,それをデジタルカメラや,スキャナで読みとってビットマップ画像を得るという方法もあります.
表は HTML を用いて作成可能ですが,上記のような方法でビットマップ画像に直して,Web ページに張り込むという方法も使うことができます.
写真はスキャナやフィルムスキャナ等でコンピュータに取り込んで使用します.ディジタルカメラを使うと画像を直接コンピュータに取り込むことができるので,写真をスキャナで読みとるという行程が省略できます.
このようにして得られたビットマップ画像のファイルを画像を貼り込む位置で <IMG> タグを用いて指定します.
ワードプロセッサの付属機能の HTML 書き出しを利用する場合,張り込んだ画像が正常にリンクできない場合があるようです.
FTP (File Transfer Protocol)
は,インターネットを介して遠隔ホスト(remote
host)との間でファイルの転送を
行うための手順のことです.FTP を実装した ftp (File
Transfer Program)などの FTP
クライアントプログラムを用います.次に FTP
クライアントソフトの例を示します.
OS |
名前 |
区別 |
Windows95/NT |
ftp |
OS に付属 |
フリーウェア | ||
MacOS |
シェアウェア.ただし教育施設または非営利団体に対しては無料.それ以外は $25 . | |
Unix |
ftp |
OS に付属 |
他にも Web オーサリングツール(ホームページ作製ソフト)でFTPによるファイル転送機能を有するものがあるようです.
通常は遠隔ホストの FTP サーバにファイル転送を行う場合は,TELNET
等がログインのためのアカウントが必要なのと同様, FTP
ログインの為のアカウントが必要になります.
これとは異なり,FTP
サーバが不特定多数の利用者が自由にファイルを取得できるように設定されている場合があります.このようなサーバを利用したファイル転送を匿名
FTP (anonymous
FTP)といい,フリーウェア等の配布に広く利用されています.